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心と身体のよりどころ

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子宮内膜症

先日、昼間の情報番組で、「子宮内膜症」が取りざたされていました。

感想 一言。

「いや~、随分 医学は進歩しました。」

私が診断を受けた頃(約10数年前)、エコーで子宮の大きさを見て、内膜症かどうかの判断をされてました。
現在は、もう少し科学的で詳しい診断方法があるようです。

治療に関しても、私の頃は
「内膜症は、治療できない。 症状を抑える方法を見出すのみ。」
と医師は断言してました。
実際そうなのかもしれませんが、激痛に苦しみ悩んでいる患者としては、医者から治療はできないと断言されると、命に別状がある病ではないにしろ、絶望感で落ち込みます。

更年期になり生理がなくなるまでの我慢といいながらも、後十数年、痛みと戦わなければならないのかと想像すると、人生真っ暗闇。

今回の番組をみると、医師は「治療」という言葉を使ってました。
方法は、私が通院していたときとほぼ変わっていないようでしたが、「治療」と言ってもらえるだけでも、希望を抱くことができます。

あと、番組ではかなり詳しく明確に、子宮内膜症とはどういう病なのか、説明してくれてました。
本来、子宮内膜は、妊娠しないと月経として剥がれ落ちて、身体の外へ出て行く組織です。
その内膜が、なぜか子宮の筋肉層にできてしまうのが、内膜症。
筋肉層の中だから、身体の外へ剥がれ落ちて外へ出て行くことができない。
それで、殆どの人が激痛で苦しむわけです。

私の場合もそうでしたが、ひどくなると、常にお腹の辺りに不快感があるし、生理時は、激痛で布団からでることができません。
日常生活が困難な状態にまでなります。
それでも医師は、鎮痛剤の服用か、ホルモン療法。 あるいは外科処置として、子宮の摘出の選択肢しか提示してくれません。

実質、治療法や発症の原因について、画期的な進歩があったわけではないようですが、医師が表立ったところへできてきて、詳しく説明してくれるようになっただけでも、社会の認識が変わり、ありがたいです。

私の時代は、勤め先で 「生理痛で休む」 というと、同姓でさえ理解を得られず、かなり肩身の狭い思いもしましたし、減俸の対象になったこともありました。

「生理痛」を理由に、ずる休みしてしまう女性もいることを考えると、判断が難しいのかもしれませんが。

私の場合、医師に診断証を書いてもらいましたが、口頭では「子宮内膜症」と診断していたのに、診断書には「月経困難症」となっていました。
このへんも、おそらく改善されているのだと思います。

私の場合、主人の施療(ブレインストレッチ)とトレーニングにより、症状は 大げさでなく、激変しました。
鎮痛剤の服用に関しては、1回の生理で24錠程度の鎮痛剤を服用して、それでも痛みが完全には消えない状態だったのが、服用しなくてもなんとか過ごせる状態にまでなりました。

医師からは、「生理がなくなるまで 症状は悪化する。 よくなるとか、現状の状態でとどまることはない。」 と断言されていましたが、そうではないことは、身をもって実証できました。

もし、同じ苦しみを抱いていらっしゃる方。
内膜症の痛みはほんのちょっとの努力で、軽減されます。
by idun-2006 | 2007-11-17 11:36 | 身体

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