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心と身体のよりどころ

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和童塾 5.6

身体調律法の5回目、 呼吸法です。

普段の呼吸を思い返してみてください。
ご自分の呼吸は深いですか? 浅いですか?

どこを基準に深いのか浅いのか、判断するのは難しいかもしれません。
でも、何かを考え込んでいたり、ふと気づくと呼吸していなかった(笑)なんてことありませんか?

トレーニング指導していると、大半の方が息を詰めて真っ赤な顔をして重りを上げようとします。
「息を吐いて」 と言っても、吐けない方がけっこういらっしゃいます。
普段の呼吸が浅いと、運動時でも呼吸筋の働きが悪く、酸素の供給が間に合わなくなります。
身体が緊張状態(筋肉が硬くなっている)でも、深い呼吸は難しくなります。

この状態で日々の生活を続けていると、身体は軽い酸欠状態になっており、
細胞へ新鮮な酸素を届けることができず、機能低下が起こってしまいます。

肺の約30%は、澱んだ空気が残留していると言われています。
時には、呼吸筋をめいいっぱい使って、肺の中に残っている空気を出し切る作業が必要です。

呼吸には 「胸式呼吸」 と 「腹式呼吸」 があるのはご存知だと思います。

胸式呼吸の時には、内・外肋間筋を使います。

腹式呼吸では、「お腹に空気を入れて」 という言い方をしますが、実際にはお腹に空気ははいりませんね。
横隔膜を上下させて、腹圧を変化させます。

さて、実践。
まずは胸式呼吸です。
肺は前だけではなく、後ろにも、横にもふくらみます。
360℃肺が丸く膨らむように、空気を吸います。
そして、大きく、メイいっぱい、 これ以上無理と思うくらい吐ききります。
肺の隅々空気を入れ込み、そして隅々に残っている空気を出し切ります。

腹式呼吸の同様です。
お腹の前面だけが膨らむのではなく、腰も膨らみます。
骨盤は左右の腸骨と仙骨からなっていますが、その仙骨と腸骨を結ぶ関節が緩んでいれば、お腹を膨らませたときに、仙骨も飛び出してきます。
お腹の内側から360℃張り出す感じです。

はじめは10秒かけて吸い、10秒止めて、10秒かけて吐ききります。
それを徐々に15秒、20秒と時間をのばしていきます。

胸に取り込んだ空気をお腹に落とし、お腹に落とした空気を再び胸に上げる。
気のコントロールにもつながるワークです。

最期にパワーブレスで終了。

これだけ呼吸筋をめいいっぱい使うと、極度の緊張を強いられるので、いつもより筋肉は自然と弛緩します。
血液循環の促進とあいまって、身体は呼吸法を行う前より軽くなっています。
上手にできている人は、今まで自力で緩められなかった筋肉の緊張部分を、この呼吸法によって緩めることができます。

朝の新鮮な空気をいっぱい吸って、身体の隅々まで新鮮な酸素を浸透させてあげましょう。
一日一回は、深い呼吸を行うことをお薦めします♪
by idun-2006 | 2007-05-07 09:30 | 和童塾

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