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心と身体のよりどころ

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自律神経バランス調整 ~タイプ別疲れ方~

私たち人間の体には自律神経系が備わり、この神経系が機能することで体が維持できていることを学びました。

大きな意味での自律神経による体の反応は皆同様です。
でも細かく紐解いていくと、個人差が見えてきます。

せかせかと積極的に行動できる人。
マイペースでのんびり型の人。

それぞれの 「性格」 として捉えられてきましたが、支配を受けている自律神経のタイプによって、一つの傾向が見えてきます。

交感神経の支配が強いタイプは、活動的で色黒で、筋肉が発達している人に多くみられ、
動作は機敏で、歩く速度も速く、喜怒哀楽がはっきりしていて、興奮しやすい傾向があります。
常々抱く具体的な感覚をいくつかあげてみると、
いつも体が疲れている。 イライラする。 原因を周りの人のせいにして怒りやすい。 興奮して夜寝られない。 血圧が高い。 肩・背中・腰に、活動しすぎによる疲れ、痛みが出る。 便秘がひどい。 体温が低い。

副交感神経の支配が強いタイプは、色白でぼっちゃり型の人が多く、どちらかというと、のんびりとした生き方にみえます。
あまり忙しく過ごしているとは言えず、食事や入浴、睡眠など、副交感神経が優位になる時間を長くとっており、交感神経を刺激する時間の少ない生活を送っていると言えます。
穏やかな気分でいることが多い反面、行き過ぎると、気持ちが沈んでしょんぼりしやすくなってしまいます。
常々抱く具体的な感覚としては、
少し動くだけでも疲れる。 やる気が起らない。 他人の目が気になる。 小さなことが気になる。 落ち込みやすい。 朝起きるのが億劫になる。 筋力が弱って、肩・背中・腰が疲れ、痛む。 下痢をしやすい。 体温が低い。

時に、副交感神経優位の人は「楽な生き方をしすぎる」ことが原因でかえって不調をきたしていると言われたりするのですが、これには反論!
交感神経優位の人に比べれば活動率が低くなりますが、決して楽をしているつもりはないのです。
(中には意図して楽をしている副交感神経優位タイプもいるかもしれないけど)

大まかに2つのタイプに分けましたが、基本の支配がどっちなのかという話で、例えば激務に追われるサラリーマンの中でも本来副交感神経の支配を強く受けている人が現状の生活習慣が交感神経優位が長く続く生活の為に、混在型であったり、本来の支配が一時的に逆転している場合もあります。
疲れ方や病の発症も、混在しているケースが多くみられます。

ほとんどの副交感神経の支配を受けているタイプの人であっても、楽な生活というより、本人は「活動したくても何かに阻まれてできない」という感覚で苦しんでいるパターンの方が多いのです。
その「何か」とは、神経伝達物質(ホルモン)の影響が考えられます。

次回はお疲れレベルについて。。。
by idun-2006 | 2012-06-21 12:00 | 心と身体のストレッチ

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