心に花園を ~食べられること~
食べられるって、幸せなこと。
でも、普通に生活していると、あまりにも当たり前のことすぎて、その本当のありがたみを実感することができません。
主人の異変にきづいたのは、告白の前だったか、後だったか?
とにかくデトックスの後の便通の不調で、四苦八苦していたのは明確に覚えてます。
便秘対策であたふたしているうちに、いつしか食後に嘔吐するようになってました。
”またかぁ。 どうしたんだろう?”
身体のことに関しては、むしろ主人は私の先生だったので下手なことは言えません。
でも、あまりにも嘔吐が続いたので、見かねてきりだしました。
「ねえ、そんなに嘔吐が続いちゃ、身体が衰弱しちゃうじゃない。」
なんで嘔吐なの? とは聞けませんでした。
「全部出てるわけじゃないから大丈夫。 今まで程じゃないけど半分は消化して栄養になっているから。」
と言い切られてしまい、会話になりません。
連れ合いとして、何かできることはないものかと悩みました。
元々偏食だった主人は、自分が食べたいと思うものしか口にしません。
不味いと感じるものをいやいや食べてもかえってストレスになるだけで、身体にとって何の利点もないというのが彼の持論。
朝は大好きだった桃を食し、昼と夜は食べたいものを少しずつ食べてました。
青果コーナーから桃が消えると、固形物は食道を通り抜けることができなくなりました。
主人曰く、癌が肥大して胃の噴門部を圧迫するようになり、固形物が通りにくくなっている。
食は細かったけれど美味しいものを食べるという欲求は大切にしていた主人。
病気により食欲がなくなったわけではなく、食べたいけれど食べられない状態。
それでも病院へは行かない彼を前に、私は成す術がなかったです。
自らの持論を押し通して病院へ行かないわけですから、お腹が空いただの身体がきついなどといった泣き言は一切言わずに、平然と過ごそうとしていました。
何も言わかないから、尚、彼の食べられない状態に対して、どう理解したらいいのか困惑するばかりです。
一般的な対応は、まったく通用しない主人でした。
”私は何ができるんだろう。 私は何をしてあげられるのだろう。”
毎日そんなことばかりを考えていました。
でも、普通に生活していると、あまりにも当たり前のことすぎて、その本当のありがたみを実感することができません。
主人の異変にきづいたのは、告白の前だったか、後だったか?
とにかくデトックスの後の便通の不調で、四苦八苦していたのは明確に覚えてます。
便秘対策であたふたしているうちに、いつしか食後に嘔吐するようになってました。
”またかぁ。 どうしたんだろう?”
身体のことに関しては、むしろ主人は私の先生だったので下手なことは言えません。
でも、あまりにも嘔吐が続いたので、見かねてきりだしました。
「ねえ、そんなに嘔吐が続いちゃ、身体が衰弱しちゃうじゃない。」
なんで嘔吐なの? とは聞けませんでした。
「全部出てるわけじゃないから大丈夫。 今まで程じゃないけど半分は消化して栄養になっているから。」
と言い切られてしまい、会話になりません。
連れ合いとして、何かできることはないものかと悩みました。
元々偏食だった主人は、自分が食べたいと思うものしか口にしません。
不味いと感じるものをいやいや食べてもかえってストレスになるだけで、身体にとって何の利点もないというのが彼の持論。
朝は大好きだった桃を食し、昼と夜は食べたいものを少しずつ食べてました。
青果コーナーから桃が消えると、固形物は食道を通り抜けることができなくなりました。
主人曰く、癌が肥大して胃の噴門部を圧迫するようになり、固形物が通りにくくなっている。
食は細かったけれど美味しいものを食べるという欲求は大切にしていた主人。
病気により食欲がなくなったわけではなく、食べたいけれど食べられない状態。
それでも病院へは行かない彼を前に、私は成す術がなかったです。
自らの持論を押し通して病院へ行かないわけですから、お腹が空いただの身体がきついなどといった泣き言は一切言わずに、平然と過ごそうとしていました。
何も言わかないから、尚、彼の食べられない状態に対して、どう理解したらいいのか困惑するばかりです。
一般的な対応は、まったく通用しない主人でした。
”私は何ができるんだろう。 私は何をしてあげられるのだろう。”
毎日そんなことばかりを考えていました。
by idun-2006
| 2012-02-20 11:00
| 闘病生活