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心と身体のよりどころ

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髪は女の命

髪は女の命と申しますが、髪型一つで気分がこんなにも違うものかと痛切に実感しました。

先月のこと。
数年ぶりにパーマをかけたんです。
年々髪の毛が細くなりボリュームがなくなってきたため、パーマでふくらまそうと美容師さんに相談を持ちかけました。4半世紀以上通い続けている美容院の先生なので、いつも端折った説明だけでほぼお任せ状態にするほど信頼していました。
今回は途中で“?” と思うやり取りがあったけど、さして気にとめずに雑誌を読みふけってました。
仕上げを見て愕然! こんなにショックを受けたのは初めて。
いわゆるベティちゃんみたいにチリチリになってたんです。

私の好みとはかなりかけ離れた髪型。
しかも修正不可能な状態。
洗えばなんとか違う感じになるかと思ったけれど、自分のイメージに近づけることができないくらい強くパーマがかかっていました。

周りのみなさんからは、「これはこれで可愛らしいから、カールを活かした方がいい。」
と言っていただき、その言葉を励みに一月過ごしましたが、私の中で反響し続ける「こんなの好みじゃない!」という感情がぬぐいきれずにストレスとなり、微妙な感情の乱れや意欲の低下にもつながっていたようです。外出時には帽子をかぶっていたくらい、頭に嫌なものを乗っけている感じでした。

鏡を見ては、「もう少し伸びたら切ろう。」 「今度の休みに切っちゃおう。」
と思い続けて一月半。 先週、やっと美容院へ行きました。
初めて行く美容院だったこともあり、今回ほど綿密に自分の意向を告げたことはないくらい、詳しく訴えかけました。
私の要望をくんで、さらに助言を加えてイメージどおりの髪型にしてもらえました。
“納得!”
胸のつかえが抜けたとともに頭のつかえも抜けて、今日の天気のようにスッキリとした気分です。
自分では気持ちを落ち着かせて髪型の好みの相違に決着をつけていたつもりでしたが、根本から解決(好みの髪型にできたこと)したときに、まだストレスとして抱えていたのがよくわかりました。

たかが髪型一つが足かせになってしまうのです。
このあたりが「思いのコントロール」の難しいところです。

髪型は修正できる事項ですから、とっとと片づけちゃったほうがいいですね。
運動や散歩で一時的に気分転換はできるのですが、頭の上に違和感を抱えたままでは完全に消し去ることができていませんでした。
すぐに修正できない事柄もありますが、ちょっと手を出せば解決できることは後回しにせずに片づけてしまう。
それが「思い」からみるストレスケアにつながります。
by idun-2006 | 2011-04-24 14:01 | 心と身体のストレッチ

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