心と身体のよりどころ

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1000万人のカラダ革命  ~身体のしくみを知る④~

日常、私たちが行っている動作は、解剖学上の骨格の梃子の作用を主に使っています。
どういうことかというと、関節を支点とした円運動をそれぞれの箇所で行っているということです。

普通の方が歩くときの脚の動きを意識したとき、脚の付け根と認識しているそけい部から前後に振る、そけい部を支点とした振り子の円運動を意識します。
腕の振りも同様に、肩関節を支点に前後の振り子運動をイメージします。
こうした動きは、骨格の大きさという枠の中でしか身体を表現することができません。
実際の骨格よりも手足を長く見せたり、実際の骨格以上に身体を大きく見せたり、柔らかな動きを表現することができません。

ラテンダンスの世界チャンピオン、スラビックと対面したとき、動画で見ていた感覚よりもずっと小さかったのに驚きました。
映像上では身長190センチちかくに見えるのに、松本先生とほぼ変わらないくらい低かったんです。
彼は身体の細部にわたりよく動けていて、ダンスの振りでは、身体の中心から非常に多くの部位を滑らかに、ときに力強く、大きく動くために、実際の寸法よりも大きく見えています。

フィギュアスケートの本田武くんを見たときも、動揺の感覚を得ました。
表現力が乏しかった本田くんが、海外へ出て現在の表現力を身につける過程で、始動支点が身体のより中心へ移行し、そこから滑らかに動かしていく術を身につけたことにより、実際の身体より大きく見せる。 ダンスが大きくなったんですね。

何かのパフォーマンスに精通するならば、日常の生活のままの感覚では進歩がままならないということです。
一般的日常生活上でも、こういった動作意識の変革をはかると、効率よく怪我や故障を起こしにくい身体を維持することができます。
家事を行うだけでシェープアップすることも可能です。


武道の分野でも、一理あるようです。
ここからは、松本先生の原文で。

武道の鍛錬も同様であり、日常の生活動作の延長上の技や威力は、あくまでも筋力の強さに比例するものであり、生活動作の延長上の何者でもなく、こうした動きは、「術」とは言えず、「技」を覚えても、それは真の意味での「技」たるものとは程遠い。

筋力にこだわっている限り、本物の術とか技とはいえないってことは、鍛錬を積み重ねた松本先生だからこそ言えることですね。
現に、病で身体が痩せ細り、健康だったときの筋力からは想像がつかないほど弱った状態でも、突きの威力は以前より勝ってました。
病気を通じて無駄を省き鋭敏な感覚に磨きがかかって、本人が目指していた仙人の領域に片足を突っ込んだか達してしまったのでしょう。
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ただし、普通の人以上の筋力があっての技・術であることは言うまでもありません。
その辺は、勘違いしないように気をつけましょう。
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by idun-2006 | 2010-03-24 11:37 | りゅう先生

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