心と身体のよりどころ

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紐解いて

久しぶりに主人の文章に触れてみました。
懐かしい! 
主人との会話が蘇り、彼の溢れ出る概念のシャワーを再び浴びせられた感じがします。
なんと緻密な文なんだろう。
スポーツ、武道、身体学、ジャンルを問わず膨大な原稿が残っていたことを忘れていたわけではないけれど、改めて紐解いてみると愕然とします。

晩年は、頭の中からあふれ出すものを全て出し切る勢いを感じます。

毎日が身体論を確認し合う私たちの時間。
今、当時のレベルで私が話をしても、誰も理解を示してもらえないような内容です。
ある意味超越してました。
独りになって唯一の理解者を失い、彼から得てきた一番大切なことを封印していることに気付きました。

とても大切なことがいっぱい詰まっているのに。
そのまま出してしまうのではなく、分かりやすい文章に変換しなければと思うと筆が進みません。
でも、どうにか工夫して封印を解かなければと切実に感じてます。

数万円で取得できる資格を取って、そこで習った体操を「私の体操」と主張できるようなにわか仕込みの内容とはレベルが全く違うことを改めて思い出させてもらった主人の原稿です。
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by idun-2006 | 2014-09-14 01:06 | 心と身体のストレッチ

stressless life

「あなたは強いから大丈夫なのよ」

そんな言葉を投げかけられた方が
「先生、私けっして強くないのよ。どれだけ泣いてきたことか」

精神面でも肉体面でもたくさん傷ついてきた彼女は、”これからの人生を明るく、楽しく行きたいからまず体を治して元気になりたい” と、私のパーソナルを受けてくださっている。

傍からみれは強く見えるかもしれないけれど、彼女の実態は真逆といえるかもしれない。
体は病気や怪我からいくつものメスが入っている。
心も多くの問題を抱えてズタズタになっていた。

それでも彼女が笑顔を向けて前向きに歩き出したのは、辛いと思う生活から決別したいと決心したから。
「そしたら素晴らしい出会いがあるのよ。救われるの。先生との出会いもそう。」

数々の難題と向き合ってきた結果これからの人生へのビジョンが明確になり、目先の苦痛を乗り越える力となっていた。 彼女にとって楽なトレーニングではないと思うけれど、時に冗談を交えて、愚痴りながらも大笑いしたりの楽しい時間となっている。

人は楽な選択をするもの。 辛く困難な道をあえて選ぶことはしない。
恵まれた環境の中にいれば、いらぬ努力はする必要がない。
その「恵まれた環境」の中にどっぷりと浸かっていると、それが当たり前になって恵まれていることに気付けなくなる。ある種の甘えが生じているが、本人には分からない。
恵まれた環境の中で何を見ているかで、幸福感を抱けるか満たされることなく不平不満を述べているかに分かれてしまう。

端から「恵まれた環境」にない者は、甘えられる環境にないために何事も自分で処理するしかない。
そんな姿をみて「貴方は強い」 と言われてしまう。
けっして楽々とこなしているのではなく、「人様には迷惑をかけないように」と必死に対処しているだけなのに。

元々弱い人間など存在しない。 人は無限の力を持っているもの。
視点をどこに向けているかで「弱い・強い」の線引きをしてしまう。
どんな方でも、自分には無限なる力があることを忘れないでほしい。

私もよく平々凡々と苦労なく暮らしているように見えると言われるが、とんでもない!
難題に立ち向かっている最中に「あなたは強いから大丈夫」などと言われてしまうと、その言葉をバネにするよりも見放されたような寂しい思いとなることがある。
「強いから大丈夫」よりも「がんばっているね」と言ってもらったほうがいい。
そんなことを考えるのも、私の甘えなのかもしれない。
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by idun-2006 | 2014-09-07 21:48 | 心と身体のストレッチ

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