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心と身体のよりどころ

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心に花園を  Vol.2

「風のガーデン」で、毎週 緒方拳さんと中井貴一さんの迫真の演技に触れることができます。

久しぶりのヒューマンドラマの気がします。
最近、こういうテーマ性のあるドラマが少なくなったと感じてます。

最近、私が直面した 「命」がテーマであるせいか、毎回 胸に響くものがあります。

先週の回で、おじいちゃん(緒方さん)が死にゆく息子(中井さん)に
「今一番したいことはなんだ? 心残りのないように、しておきたいことがあるか?」
と質問します。

その表情をみると、悲痛な顔ではなく、微笑をたたえた愛情深い表情をなさってました。
それを受ける息子(中井さん)は、こらえきれず 嗚咽で声を詰まらせます。

愛する人が死に直面してしまったとき、動揺しないわけがありません。
一瞬にして、心の中が闇に包まれます。
頭を金槌でたたかれたみたいに、頭の中で“ガーン!”という音が鳴り響いてます。
ボワーンとして、周りの音が一瞬遠のきます。

親・兄弟であれ、親友であっても、つながりが深い関係であればあるほど、身につまされます。

そういった愛する人が死の宣告を受けてしまったとき、泣き叫んで崩れ落ちそうになる。
けれど、自分が倒れるより病人の相手を支えなければならない。
一つの人生を締めくくるにあたり、自分が手伝うことができるのは何なのか。
そんなことを考えていると、憂いのある微笑になるんです。

そして、病人本人も、“死の宣告” を受け入れるまで、一時狼狽します。
その事実を認めたくない。 でも、自分の意思で事実を捻じ曲げることができない。

主人のように、志半ばだった場合、生きることに執着があります。
まだやりたいことがある。 でも、 死がせまっている。
ある時点で、死に対する覚悟ができるのだそうです。
覚悟ができるまでのひと時、ジタバタしてしまうと言ってました。

生き続けられるか死んでしまうか、それは誰にも分からない。
医師から見放された状況でも、いろんなことが整えば、一転してもう少し人生を続けられる 「奇跡」が起きる事だってあります。

生を終えようとしている者、それを見送らなければならない者、どちらにも必要なのは、
「心に花園」 を持ち続けることです。

心の中の花園を見失ってしまったとき、“不幸な出来事” の中にどっぷりつかってしまいます。
互いに不幸を背負った主人公となって、希望も愛情もなくなってしまいます。
欲のぶつけ合いになってしまいます。

「心の花園」 は誰もが持っているものです。
どんな人にも必ずある。

自分が幸せなときに、たくさん種を蒔いて、水をやって、花園を大きく育てておかなければなりません。
大切に、愛情をこめて花園を育てていれば、自分の身にどんなことがふりかかってきても、見失うことなく、自分のなすべきことを貫くことができます。

子供と向き合っているときも、仕事に熱中しているときも、トレーニングしているときにも、花園を忘れない練習を、日々続けていること。

どんなことでも、自分にとって不要なことは生じないといいます。
自分にとって都合の悪いことに巻き込まれてしまっても、心の花園に目をむけることができれば、人として正しい選択をすることができます。
心に花園を  Vol.2_f0031709_12392269.jpg

あなたの花園には、どんな花が咲いてますか?
by idun-2006 | 2008-12-12 12:39 | 心と身体のストレッチ

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