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心と身体のよりどころ

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和童塾 7.1

テーマ : 上肢と下肢の歪みを正す

私たちのカラダは、手や足からいろんな情報を得て、その信号を中枢神経へ送り、その情報に対する指令が中枢神経から送られてきて、カラダの動きなどの様々な反応が現れます。

よく、「バランス感覚が衰えると転びやすくなるから」 とバランスボールに乗っかってバランス感覚を養う運動を勧められたりします。
バランスボールに乗ったときに働く感覚は、主に三半規管と前庭規管です。
頭がどれだけ傾いたから 背筋などの筋肉を縮めて体制を維持させようと働きます。
この反射は、かなり頭部が傾かないと働きません。
ミリ単位の重心の移動では、反射がおこらないのです。

普段、私たちがカラダを操作する上で、一番情報を得ているところが肘から先と膝から下の筋肉です。
筋肉が伸ばされた分、出力をして元へ戻る反射が働いて動きが生じます。

ところが、筋肉を感覚を得る器官という意識がなくて、力を発する器官としか考えていないため、出力ばかり意識して筋肉を固めてしまいます。
硬くなった筋肉は、正確な情報を得ることができなくなりますし、スムーズな動きもできなくなります。

** 試してみましょう **
ペンと紙を用意してください。
まず、ペンを力を込めて、ぎゅうっと握り締めてください。
もっともっと、力を込めて おもいっきり ぎゅうーっと握って。
はい、そのまま紙に円を描いてみましょう。

書けましたか?
ちゃんと力を込めてペンを握りしめていた方は、かけないはずなんです。
円を書けた方は、力を一度抜いているはずです。
力を込めた状態のままでは、動きは生じないのです。

では、どうしたらいいのでしょう。
力を抜けばいい。

固まった筋肉を解して柔らかくして、正確な情報を得られる状態にしてあげます。
正確な情報が送られれば、中枢神経は正しい指令を下す事ができます。

膝から下には頚骨と腓骨の2つの骨があります。
頚骨(脛の骨)はカラダを支える役目があります。
腓骨(外側に触れることができる骨)は情報を伝える役目があります。
その腓骨周辺の筋肉が固まっていると、情報を伝える事が出来なくなります。
腓骨が動きやすくなるように、周辺を筋肉を緩め、足首も緩めます。
(長くなっちゃったので、やり方は省略します)
すると緩めた足と緩めてない足の感覚を比べると、全く違うことが分かります。

人間の体には約200本の骨と約500の筋肉があります。
それらが本来持っている役割をしっかりと果たせるように、癒着させずに分離しておく必要があります。

パソコンで指をたくさん使ったら、軽く揉み解す。
そういったちょっとしたケアが、カラダの歪みを正して整える第一歩となります。
by idun-2006 | 2007-07-03 11:47 | 和童塾

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