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心と身体のよりどころ

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和童塾 6.3

6月からの和童塾は、身体調律法の BaseⅡに入ります。
BaseⅡでは、「身体の歪みを正す」 がメインテーマになります。

昨日の和童塾は、「脱力体をつくる」でした。

施療を行なっていると、大概の方が
「私、骨盤がゆがんでるの。」
とおっしゃいます。

極端な方は、骨が曲がっちゃったと理解されていたりします。

何故、骨格のバランスが崩れてしまうのでしょうか。

骨格のバランスの崩れている方の殆どは、筋肉に問題があります。
身体の使い方の独特な癖により、特定の筋肉が緊張して縮んでしまい、骨格のバランスを崩してしまいます。
ストレスによっても筋肉は緊張しますが、どこの筋肉が緊張するかは、人それぞれです。

例えば、筋肉の左右バランスが崩れている場合、弱い方の筋肉をトレーニングによって強くしましょうと、指導を受けます。
でも、それでは永遠に左右バランスは整いません。
弱い方の筋肉を働かせる場合、強いほうの筋肉もどうしても働いてしまいます。
差は縮まっても、左右がそろうことはありません。

かなり神経質になって左右バランスを気にされている方も多いのですが、
この左右バランスは、びったり合うことはなくて当たり前なんです。
右手と左手では、働きが違います。
脚も同様、右と左では働きが違います。
だから使われる筋肉が違って当然。
内臓も左右のバランスが違いますよね。
だから多少バランスが違っていて当然で、むしろぴったり合わせてしまうと、動きにくくなってしまいます。
左右バランスが大きく崩れてしまったときに、差を縮める必要が生じるという理解が正しいと思います。
身体の不調は、骨格のバランスの歪みよりも筋肉の緊張状態に問題がある場合が殆どといっても過言ではありません。

エム・アイ・エルでは、まずクライアントさんの身体の緊張状態を診ます。
そして、筋肉の左右バランスの上では、強いほう(緊張状態にある方)を緩める手技を行います。

身体の緊張が抜けて、リラクセーション状態になったときに、脱力する感覚が得られます。

リラクセーションと弛緩の違いって、分かりますか?
リラクセーションは、芯が通っていて、頭がちゃんと働いるけれども力が抜けている状態です。
弛緩は、頭も働かず、筋肉にも力が入らない状態を言います。
電車の中で立っていられない若者の姿を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。
(最低でも身体を支えられるだけの筋力は持ってないとね)

理想的なリラクセーションを得るには、中心軸が備わっていないと、単なる弛緩になってしまいます。
この中心軸は、単なる感覚の一つではなく、私たち人間が生きるための指針・目的にもつながります。
生まれたばかりの赤ちゃんがすくすくと成長する過程では、親の愛情に対して何の疑いもなく、
親の庇護の元で明日に向って真っ直ぐに成長していきます。
植物もそうですね、何の疑いもためらいもなく、太陽に向って真っ直ぐに成長していきます。
「成長する」という目的がしっかりしているから、あれだけ急速な成長を遂げることができるのだと思います。

では、身体調律法のワークをしていれば、目的が得られるの?
って疑問がわいてくるかな?
ある意味、Yesと言えます。

身体調律法のワークにより身体が緩む事で、緊張していた脳も緩みます。
すると、新たな発想が生まれてきます。
そんな中で、自分の本来の目的を見つけることができます。

身体調律法って、奥が深いんです。
でも、頭でいろいろ考えてしまうと脳が緊張して身体が緩まなくなるから、まず、身体の力を抜くことから始めましょう。
by idun-2006 | 2007-06-04 11:17 | 和童塾

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