心と身体のよりどころ

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卒業生レポート - バランス Vol.3

Ⅱ、生理学で学んだことについて。
体の内部環境は比較的安定を保つように(ホメオスタシス)コントロールされているということである。生命維持のプロセス(①代謝②反応性③運動④成長⑤分化⑥再生)は、どの事項に関してもバランスが関わっているが、②の反応性についてはストレスのレポートで取り上げるので、ここでは③の運動(movement)を取り上げてみる。
ここでいう運動には、「体全体の動き、個々の器官の動き、1つの細胞の動きさらに細胞内の小器官の動きも含まれている。例えば、歩いたり走ったりする際には、複数の筋の活動と骨の活動が統合されることにより、体を移動できる。脂肪を含む食物を摂ると、胆嚢(1つの器官)が収縮して胆汁を消化管に分泌し、脂肪の消化を助ける。組織が傷害を受け感染を起こすと、血液からある種の白血球が組織を移動して、その領域をきれいに修復するのを助ける。さらに個々の細胞の中では、いろいろな部分がその機能を果たすために次々と場所を変えている。」ということである。
生命維持活動は、意識的に運動を行なうことも勿論あるが、体内においては無意識の中で日夜休むことなく細胞から体全体にいたるまで活動が行なわれており、安定状態=バランスをとっていることを確認できた。大切なことは、一般的にもよく言われているように、より良いバランスを保つためには良い栄養を摂り適度な運動・睡眠など全体としてバランスのよい生活をすること!ということが再認識できた。

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スクール生くん、このあたりはかなり簡略化して書いているので、読んでいる方はどういうことなのかわかりにくい部分があるかもしれませんね。

補足しようとするとかなり長話になるので、ここでは付随するお話をひとつ。

私達健常者の一般的日常生活上動作の大半は、自動運動となっています。
歩くことも、右足がどの方向へどのくらいの角度で前へ出て、どのくらいの出力で歩を進めるなんでいちいち考えていません。
お箸で食べ物を掴み口へ運ぶ動作も、前方へ端を伸ばす角度、持ち上げる出力、口へ運ぶ角度、スピードなど考えなくても勝手に手が動いてくれます。

では、これらの動作が産まれたときから自然にできていたのでしょうか。
何度も失敗を繰り返し、ときに母親に叱咤激励されながらいつの間にかできるようになっていました。
この当たり前に行っている日常動作を掘り下げてみると、奇跡的とも思える身体構造と絶妙なタイミングとバランスで身体を統合し操作していました。

自分の意思で生きている。 自分で働いてお金を稼いで生きている。
自分が    自分が   自分が
と、自分の力で生きていると思ってしまい、我欲の思考が強くなっていきます。
しかし、心臓は自分が意識しなくても勝手に動いてくれています。
食べ物が入ってくれば、胃は胃液を分泌し消化吸収活動が行われ、栄養素を吸収運搬し、残り物は腸の蠕動運動により排出まで行ってくれています。
なんと無駄のないシステムなんでしょうか。
解剖生理学に触れるたびに、自分で生きているというより生かされているという感覚が強くなってきます。
そして、今日も絶妙なタイミングとバランスを保ち働いてくれる身体に感謝なのです。

私達が意識するでもなく働いてくれているバランス機能を害することのないように、バランスのいい食事、運動、睡眠を心がけるべきですね。
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by idun-2006 | 2010-10-20 15:20 | スクール

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