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心と身体のよりどころ

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1000万人のカラダ革命 ~分析型・感覚型~

前回の筋肉の働きの中ででてきた 「考えずに感じる」 ことの続きです。

動作の捉え方に、ある種のパターンがあるようです。
動作の仕組みを緻密に理詰で分析し、分析した動きになるように身体を操作しようとする。
完成された動作を見て、その動きはどういった感覚が身体の中を貫くのかを感じようとする。

前者を分析型、後者を感覚型と色分けしたとき、私と松本先生は、後者の感覚型パターンでした。
あの難解な文章を書く松本先生が、理詰の分析型じゃないの?
と思われる方もいるかもしれませんが、元は感覚で捉える人です。
人に説明するために、それはどういうことなのか言葉にする作業を行うようになったと言ってました。
人を指導したり、世界チャンピオン達の動きの分析などする必要などがなければ、松本先生も長嶋茂雄さんのように、“ここでパーンで、ドンなんだよ。” なんて言ってたかもしれませんね。
そして、この感覚型の中にも当然幅があります。
始めはほんの少ししか感じなかった感覚が、開花してくると深みが増してきて、もっと上級の境地を目指したくなってきます。

分析型であれ、感覚型であれ、最終的には動作を感じることができなければなりません。
そのためには、緊張体から別離し、体性感覚がオープンになるように、その感覚がより鋭敏になるように、カラダを改革する必要があります。
エム・アイ・エルワークを徹底的に行い、身体の中からあらゆる緊張系の要素を取り除いてしまうと、考えなくても感じることのできるカラダに切り替えることができます。
既に何かしら感じることのできる人は、自分の感覚が確かなものなのか、そして更なるステップアップを目指すことで、常に新たな境地を見出すことができます。

分析型の人は、分析した時点で満足してしまう傾向があります。 
動作をあらゆる方面から分析して一つの理論にまとめるのは大学の教授などが行うこと。
分析した後には、その動きを体現しなければ中途放棄になってしまいます。

感覚型の人は、自己満足に陥る傾向にあります。
自分のカラダの中のメジャーが歪んでいたとしても、何かを感じたら “できた” と思ってしまう。
できてないのに“できた”と勘違いしてしまい、そのまま他の人へ指導してしまったりしてしまいます。
感覚型の場合は、常に自分で自分をチェックして、体内センサーの整備を怠らないようにしなければなりません。
by idun-2006 | 2009-12-02 00:00 | りゅう先生

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