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心と身体のよりどころ

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心と身体のストレッチ  ~薬物依存~

近年、大学生の大麻使用、芸能人の覚せい剤所持・使用をはじめ、一般主婦層にまで広まっている現状を、マスコミの報道によって私達にも周知のこととなっています。

特に、今月逮捕された芸能人に対する連日の報道は、一つのことが明らかになると何度も繰り返し伝えられ、私達の記憶に深く刷り込まれてきます。
しかし、その報道の内容を見ていると、あくまでも違法薬物に対する警鐘でありつつも、違法薬物が一般庶民にも安易に入手することができ、またその違法性、危険性の意識が逆に薄れていくようにも感じられます。

以前、松本先生は「薬物依存」というタイトルでブログに記事を連載していたことがありました。
このタイトルで記事を書き始めたきっかけは、「金八先生 第7シリーズ」 しゅう君の葛藤を見てからのことでした。

松本先生がこのタイトルで投稿していた頃、私はあえて違法薬物をテーマにダークな部分を紐解くことに反対でした。
麻薬に関する詳細など知りたくもなく、先生がシリーズで投稿していたのは知っていましたが、この記事に関しては目を通す気になれずにいました。

松本先生の記事を紹介するのは、「健康」「動作改善」などのテーマに絞り、薬物に関する記事は封印しようと考えていましたが、有名タレントの逮捕による連日の報道を見ていて心変わりしました。

何故、違法なのか。 どういう現象が起きてしまうのか。

おそらく、松本先生の記事の中にはそういった疑問の答えが記されているはずです。
マスコミの報道内容とは違った視点で、松本先生の資料を元に紐解いてみたいと思います。

但し、ここに記していく内容の殆どは松本の先生の過去の文章を再掲載していくことになります。その内容に関しては、松本先生と経験を共有してきたものではないため、本人が居なくなってしまった今、記事の内容に対するご質問は受けかねることをご承知ください。

まずは、現代社会に対して、松本先生の一喝から。。。。


薬物依存の問題が一般化してきている。
これまでは学生達のなかでも、せいぜいシンナーの問題が不良たちの間で問題視されていた。
それが今では覚せい剤が野放し状態に近くなっているようだ。
これまでは覚せい剤といえば、暴力団を介在し、一般の人達や学生には縁遠い存在だった。また、覚醒剤の持つ裏面の暗い印象、危ない印象などが垣根になり、覚醒剤の流通には縁が遠かった。
しかし、裏社会でのできごとが、インターネットなどを介在し、表の世界へと移行してしまった。
危ない印象は希薄になってしまっている。
こうした情報の変化によるイメージの操作に負けない、覚醒剤が持つ自己生命と社会生命との危機を正確に伝えていく努力が必要であろう。

また、現代社会が持つ、青少年犯罪の要因の一つに、子供達に対する大人の意見の浸透が希薄化していることもあろう。
大人に対する無言の信頼と畏怖がなくなり、大人に対しても平気で意見をぶつけてくるようになった。
意見を述べること自体は好ましく問題はない。
しかし、これまでは大人に対して意見を述べる子供達は、自己の認識力が高く、それなりの知識を持ち、自己責任のもとに意見を述べていた。
つまり、ごく少数の早熟の精神を持つ子供達だった。
しかし、今は自己の責任を持たない、ただの我侭、ただ幼稚な自己主張が自己表現だと勘違いをする子供達が増えてきた。
子供達に対する教育の仕方、環境の整え方を論ずる前に、大人たちの自己認識、責任、社会的信念、道徳観、社会観、そして地球観の教育の方が先の気がする。
子供たちの薬物依存の問題は、今の社会の常識を作ってしまった大人に原因がある。
言う事を聞かないのではなく、言うことの根本に真と心がないのである。
真実のない、薄っぺらい社会観や、自身が守れて居ない道徳観には何の力も無い。

by idun-2006 | 2009-08-29 09:27 | 心と身体のストレッチ

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